Cast
仁村雄二：オダギリジョー
有田守：浅野忠信
有田真一郎：藤竜也
藤原耕太：笹野高史
軽部弁護士：りょう
有田冬樹：加瀬亮
美穂：小山田サユリ
高木ケン：はなわ
Director
黒沢清
Story
眠ると未来の夢を見るという仁村雄二は、いつもなにかにイラついていた。
そんな彼にとって同僚の有田守は、心を許せる唯一の存在だった。
ある日守は「嵐が来るかもな」と言い残し、突然姿を消す。
そんな雄二の前に、守の父、真一郎が現れ、雄二はいつしか彼のもとで働き始める。
世代も考え方も違う二人だったが、次第に守の残したクラゲを東京の河川で繁殖させるということに熱中していくのだった。
ある日、雄二は暴風吹き荒れる砂漠の中で一人歩く夢を見る……
感想
BS-TBSにて鑑賞。
オダジョーの初主演映画ということだけで観てみたのだけど、全体的に不思議な感覚の映画だった。
はっきり言ってコレは好き嫌いがかなりはっきりと分かれる作品だと思ったけど、あたしには結構合ってた感じだった。
題名の「アカルイミライ」とはほど遠く、とてもとても暗く、そして狂気に満ち溢れた若者が、同僚や同僚の父親らに精神的に支えられながら、やっと生きてるって感じがとてもよく描かれていて、その青年役であるオダジョーがすっごくいい感じ。
又、有田の父親役の藤竜也も自分の息子とすら上手く接しられなかったのに、仁村を息子同然に扱い、優しい態度や眼差しで接していく感じがこれまたピッタリな配役で良かった。
ただ、エンディングの場面があたしにはちょっと理解不能だったなぁ～～。
もう１度、じっくり観てみたいと思える作品でした。
お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆
